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2001.4.19

子育て支援、医院が一時預かり 飯塚でスタート


運営に当たる小児科医院
 飯塚市は今月から、病気回復中の乳児や児童を家庭で育児できない場合、専門施設が一時的に預かる事業を始めた。子育て支援の一環で、委託先の小児科医院「こどもクリニックもりた」(横田)が運営にあたる。

 市社会福祉課によると、預けることができるのは入院の必要はないが、安静にしなければならない生後二か月の乳児から小学三年生までの児童。保護者が仕事や冠婚葬祭などで育児できない場合に限り、利用できる。

 施設では、保育士と看護婦の二人が平日の午前八時―午後六時まで、子どもの世話をする。一日の定員は四人。

 希望者は利用前日の午後六時までに、電話で施設に直接申し込む。利用料は一日二千四百円(給食費四百円を含む)。

 市は年間百人の利用を見込み、事業費二百五十万円を予算化した。同課は「需要が多ければ、事業を充実させたい」としている。

 問い合わせ、申し込みは同院(0948・26・6655)へ。