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九州大学医学部1年生クリニック実習

九州大学医学部1年生の座光寺(ざこうじ)正裕君と船田大輔君の2人が9/24-26にクリニック実習を行いました。Early exposureを目指す外来小児科学会/教育検討委員会としては、うれしい1年生の実習です。非常に積極的な学生でした。プライマリーケアの現場(開業医)を感じ、理解してもらえたと思います。
座光寺君の自己紹介から:長野県出身、20歳。高校一年次に一年間休学し、アルバイトでお金を作ってインド/ネパール/タイなどを旅行、医者になろうと決めて帰国し、復学。帰国後旅行中の記録コラム「印度放浪」をメールマガジンScrapYardで藤堂正裕の名前で http://sy.vis.ne.jp/ にて発行し、その縁でNHK教育の「真剣十代しゃべり場」に第7期メンバーとして出演しました(2002年4月~7月)。今のところ自分の将来像は、日本の農村地域や、アジア/アフリカの途上国で、プライマリーケアに携わる臨床医になることです。九大の熱帯医学研究会 http://tropical.umin.ac.jp/ に所属し、website管理も担当しています。
木曜午後の休診時間を利用して飯塚病院の小児科と救急外来を見学しました。

運良く?当日のトリアージナースが元小児科病棟婦長でした。非常に緊張した面持ちで、聞き入る二人。

研修後に、「この研修で特にどのようなことを学び、経験しましたか?」

座光寺君:小児科開業医の日常業務について、その全体像を拝見することができました。特に受付業務は医学に関する専門知識はあまり必要とはされないにもかかわらず、患者をとりまく医療環境についてこもごも身近に感じることができ、貴重な体験でした。溶連菌の迅速検査や、エコーによる流行性/反復性耳下腺炎の鑑別、腸重積や虫垂炎の疑い例など、予備知識が皆無な医学生に丁寧に説明してくださり、これらも大変興味深かったです。私が将来医師になったら、その時の学生たちに今回のような見学実習の機会を与える側に立てるようになりたいと思います。

船田君:保険証について、子どもの病気の種類と判断の仕方。小児科診療所の様子、総合病院での小児夜間診療の様子。低学年でも受け入れてくれ、見学にとどまらず、参加させていただいた。質問がしやすい雰囲気があった。

私からは,
1年生でもあり,実際の疾患/診療というよりは、開業医のプライマリーケアの実際を見てもらいました。しかし、自分の1年生時代に比して非常に積極的な学生であった。