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福岡外来小児科学研究会

第14回日本外来小児科学会年次集会WS30「外来小児科学教育における研修評価法の立案」の目標・方法・結果を示します。
私の内容は、第14回日本外来小児科学会年次集会WS30 外来小児科学教育における研修評価法の立案
【目標】 卒後初期研修のなかの、外来小児科学研修に関する評価の基盤をつくる
【方法】 2つのグループに分かれ、1)研修医による指導医の評価、2)研修医の評価、についてグループ討論した。
【結果】 研修医による指導医の評価グループのメンバー 学生3名、出版編集者1名、小児科医2名
1)研修医による指導医評価の目的は何か
  • 指導医にとって:指導の質を上げるため
  • 研修医にとって:実りある研修を受けるため
  • 研修カリキュラムにとって:研修内容・方法を検討するため
指導医評価は、指導医・研修医・カリキュラムの3者にとってメリットがある
2)研修医による指導医評価の内容
  • 指導方法: 研修目標を明確に示した  図表を用いた視覚的な指導をした  間違いを正すときに、その原因や理由も説明した  研修医の悪い点だけでなく良い点も評価した
  • 指導医の態度: 熱意が感じられた  研修しやすい環境を提供した  楽しく、わかりやすく教える努力が感じられた  問題点を研修医と一緒に考える姿勢が感じられた  質問しやすい雰囲気を作った  
  • 指導内容: 小児科研修のminimal requirementを示した  患者や家族とのコミュニケーションの技術を教えた  指導の内容は研修医にとって妥当だった  フィードバックの内容は適切だった
3)評価方法無記名でないと本音を書けないという意見に対して、無記名では書いた内容に責任を持たなくなることが危惧されるとの反論があった。